青汁を飲んで病気は治る?

青汁と病気治療について



体に良いとされる青汁ですが、青汁を飲む事で病気が治癒されるということがあるのでしょうか。

答えから先に言ってしまえば、それは「ハイ」とも取れますし「イイエ」とも取れます。青汁は元々薬ではなく、ただの食品の一種です。一般的に病気を改善するためには薬を飲むことになります。薬は西洋から渡ってきた医療ですが、使用するときは残念ながらどうしても副作用が出てしまいます。ですが多少の副作用に目をつぶってでも、短い期間で病気を改善するために、服用する事がほとんどです。

では青汁は一体どうなのかというと、青汁を飲むことによって根本的な体質改善を行い、体質を改善することによって、結果的に病気が軽減したり、症状が治ったり、といったことは珍しいことではありません。西洋医学が副作用を持ちながらも短時間で病気を治すのとは反対に、時間は掛かるけれど体に自然な流れで徐々に病気を改善していったり、病気にかかりにくい体作りを行って行くのです。

だからといって青汁さえ飲んでいれば病気が治っていくということではなく、体に良くないものを口にしないこともとても大切なことになります。がんを治していくことや、がんを防ぐことというのは残念ながら現在でも、「これさえすれば」といった方法にたどり着いていません。

とはいえ、青汁を飲むことによって、青汁の中に入っている栄養成分ががんを防ぐ効果を発揮する、ということが解っています。ですから青汁ががんを防ぐ飲み物であると考えられているわけですが、がんを寄せ付けてしまうような食生活や生活習慣を見直さないままだと、青汁も本来の力を発揮できないということです。

痩身効果に関しても同様になります。青汁を口にする事でダイエットをスムーズに行う事が出来ると言われていますが、ただ青汁だけを飲んでいれば痩せられるということではないですよね。また短い間に10キロ以上も痩身できたなんていう事があれば、ちょっとそれは不自然だと思います。

ダイエットというのは食生活の改善も必要ですし、適度に体を動かすことも重要です。そしてそれを何より続けていくこと、その際に青汁を飲む事で、ダイエット中に偏りがちな栄養をサポートでき、質の良いダイエットを行えるということになります。もしもダイエット前と同じ量の食事を取り、全く運動を行わなければ、残念ながらダイエット成功への道は険しいものとなるでしょう。

青汁の成分には、健やかな体作りや、病気になりにくい体環境づくり、そしてスムーズなダイエットや美肌効果が入っています。ですが、それは治すため、改善するための栄養成分というよりも、予防に適している効果が高いと言えるのかもしれませんね。
独立行政法人国立病院機構 東佐賀病院

青汁は痛風予防にもいい?

最近、尿酸値を気にする方が増え、「プリン体対策」「プリン体カット」という言葉をよく見かけます。そもそもプリン体って何?と思う方もいるでしょう。 尿酸の原料になっているプリン体は、食品全般に含まれていますが、肉類や魚類に多く含まれている物質です。

また、尿酸値を上げる要因なのがアルコール飲料です。その中でもビールに多くのプリン体が含まれています。

尿酸値が上がると痛風の原因にもなります。 お酒を多く飲む方は、痛風になる危険度が高く、ビールを好んで飲む方は特に痛風になる危険度が高いです。

では、ビールと同じ原料の麦で作られている青汁は大丈夫なのでしょうか?健康食品なのに毎日飲んで大丈夫なのか?という不安や疑問も出てくるでしょう。

青汁を飲んで尿酸値は上がらないのか、痛風の原因にならないのか、青汁のプリン体含量について見ていきましょう。まずは、尿酸について少し説明します。

尿酸って?

尿酸とは、プリン体が分解されることでできた老廃物のことです。 尿酸が体内で作られ過ぎたり十分な排泄が行われないと、血液中の尿酸が増えてしまい、高尿酸血症になります。

また、尿酸が体内で蓄積されてしまうと関節などに結晶が溜まってしまい、痛風や尿路結石などの痛みを伴う病気の原因になります。

<青汁のプリン体は?>
高尿酸血症や痛風の治療を行う場合、1日にプリン体を摂取していい量は400mgまでです。

ビールのプリン体含量(100g中)
5~8.5mg

青汁のプリン体含量(100g中)
・ケールは40.2mg
・大麦若葉は88.5mg

こう見ると青汁もプリン体の量が多く見えますが、青汁はコップ1杯で100gの原料を摂ることはありません。一般的にスティック1本で3g程度です。

ですので、ケールの青汁も大麦若葉の青汁も、1日3本のスティックを飲んだとしても青汁自体のプリン体を気にする必要はありません。

とはいえ、青汁にも原料や種類がたくさんあり、プリン体の含量も異なります。体に良いからと青汁を摂取し過ぎるのも健康によくありません。

痛風予防の対策は?

上でも書いた通り、痛風の原因は尿酸値が高いことです。 痛風予防として、尿酸値を下げるには以下の対策をすることが大切です。

・プリン体の摂り過ぎに注意して、バランスのいい食生活に
プリン体は1日400mg以内まで、摂り過ぎに注意しましょう。 食事もバランスよく、食べ過ぎるのも注意です。

・野菜や海藻も効果的
尿酸値を下げるためにいいのが、野菜や海藻です。尿酸を溶かしてくれるアルカリ性に換える食べのもがオススメです。

・アルコールを控える
アルコールは尿酸の排出を妨げます。飲むならビール中瓶1本までとし、週3程度の休刊日を決めて習慣づけましょう。

この3つが痛風予防の対策になります。

最近は、偏った栄養の摂り方から食生活や生活習慣の乱れをしている方が増えています。また、食事制限などのダイエットも栄養が偏ってしまうので良くないです。 食事は、その人に合った1日分の適量を摂ることが大切です。

とはいえ、毎日朝・昼・晩の3食規則正しく食べるのは難しいでしょう。そんな方には、野菜成分を多く含んでる青汁を飲むといいです。 青汁には尿酸値を下げる成分がたくさん含まれているためです。

<尿酸値を下げる成分>
・葉酸
・カリウム
・カルシウム ・クエン酸

青汁の3大原料であるケール・大麦若葉・明日葉には上記の成分がたくさん含まれています。特にケールの青汁にはカリウム・カルシウム・葉酸が含まれているのでオススメです。

毎日、バランスのいい食事を摂るのは大変です。特に野菜不足が気になる方は、コップ1杯でも野菜の栄養がたくさん詰まった青汁が効果的です。 高尿酸血症や痛風予防にも効くので、尿酸値が気になる方は、青汁を試してみてはいかがでしょうか。

青汁が貧血予防に役立つ理由について

貧血になったことはありますか?貧血って辛いですよね。体がだるくて重い、めまいや立ちくらみなど体の不調が起こります。 特に女性は貧血になりやすいので、日頃から悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

貧血予防や改善に効果的だと言われているのが青汁です。 以下では貧血の原因や、なぜ青汁が貧血予防に効果的なのかを見ていきます。

なぜ貧血になる?

血液の中には、ヘモグロビンというタンパク質があります。鉄分はヘモグロビンの構成成分なので、鉄分が減少するとヘモグロビンも減少します。

ヘモグロビンは体内に酸素を運んでくれる働きをしていますが、ヘモグロビンが減少してしまうと各臓器に十分酸素が回らず、酸素不足で機能が低下してしまいます。 そのため、様々な体の不調が出てしまうのです。

ですので、貧血予防・対策には鉄分を補ってあげることが大事です。

<貧血の種類>
一口に貧血と言ってもいくつか種類があります。

・再生不良性貧血
・巨赤芽球性貧血
・陽血性貧血
・鉄欠乏性貧血

一般に多い貧血は、鉄分不足からなる「鉄欠乏性貧血」です。 女性は特に、成長期・月経時・妊娠・出産の時に多くの鉄分が必要になるので貧血になりやすいです。 子供でも、生理が始まる思春期には貧血になりやすくなります。

鉄欠乏性貧血は、女性だけでなく男性でも痔などの病気にかかり、慢性的な出血があると貧血になることもあります。

鉄欠乏性貧血の対策

鉄欠乏性貧血は、鉄分不足だけだなく無理なダイエットや偏った食生活からも貧血の原因になっています。体のことも考えて、バランスの良い食事と十分な鉄分を摂ってあげることが大切です。

<鉄分の種類>
鉄分には種類があります。

・ヘム鉄
レバーなどの動物性食品に含まれていて、体への吸収率が優れている。

・非ヘム鉄
緑黄色野菜などの植物性食品に含まれていて、食べ合わせによって吸収率が向上。

非ヘム鉄だけですと鉄分は吸収されにくいですが、ビタミンCやタンパク質と一緒に摂ることで、吸収力がアップします。 つまり食べ合わせのオススメは、新鮮な生野菜や果物を肉や魚と一緒に摂ることです。

貧血の原因や予防について見てきましたが、なぜ貧血の改善・予防に青汁がいいのか以下で見ていきましょう。

青汁が貧血予防にいいの?

青汁の原料に使われている、ケール・大麦若葉・明日葉にはヘモグロビンを作るのに必要な鉄分はもちろん、鉄分の吸収を高めるビタミンCと赤血球を作る葉酸がたくさん含まれています。

また、葉酸と同じく貧血予防になるビタミンB12が注目されていますが、青汁の原料にもビタミンB12が含まれています。

貧血予防の要素がたくさんあり、自然の原料で作られる青汁は、安心して飲めると妊婦にも注目を集めています。

貧血予防・対策には、鉄分を補給することが大切です。ですが、サプリメントや鉄剤などで鉄分だけを摂り過ぎるのはよくありません。 貧血の時は血液が不足しているので便秘になりやすいです。また、鉄剤を飲むと消化器系の機能を低下させてしまうので、更に便秘が悪化する場合もあります。

青汁には、鉄分・ビタミンC・葉酸などたくさん含まれているので、毎日の必要な栄養素を摂ることができます。また、便秘解消に役立つ栄養素も含まれています。

しかし、青汁だけに頼るのではなく、バランスの良い食生活をして鉄分を摂り、適度な運動で体を動かして健康な体を作ることが大切です。

青汁のデメリットと注意点について

青汁は、栄養価が高く安全面も優れた食品です。最近では、健康のため・野菜不足を補うために、と青汁を飲む方も増えています。 しかし、青汁が優れた食品だからといって良いことばかりではありません。

ここでは、青汁のデメリットや青汁選びの注意点について紹介します。

輸入された青汁の危険性

青汁は、国産の原料だけでなく海外から輸入された原料を使用することも多いです。 最近では、青汁の原料になっているケールや大麦若葉が「放射線照射」されていることが話題になりました。 放射線照射とは、食品に放射線を当てて、殺菌や害虫駆除、発芽防止をする方法です。

放射線照射は、大腸ガンへのリスクを高める危険性があります。 青汁はお茶と違い、青汁の素材をそのまま粉末にしているので、有害性にはより気を付ける必要があります。

もちろん、輸入された原料が全て危険というわけではありません。 しかし、健康のために青汁を飲んでいるのに、身体に害があるかもしれない物質が含まれているのはとても不安です。

輸入された原料を使用している青汁を安全に飲むには、有機栽培のJASマークなどの機関によって、安全性が認められているものを飲むことが大事です。

添加物のチェック

青汁は、飲みやすさや見た目をよくするために、甘味料や着色料といった添加物が含まれています。

<よく見かける添加物>
・麦芽糖(マルトース):甘味料(天然)
・還元麦芽糖水飴:甘味料(天然)
・エリトリトール:甘味料(天然)
・トレハロース:甘味料(天然)
・スクラロース:人口甘味料
・キサンタン:増粘剤(天然)
・グァーガム増粘剤(天然)
・デキストリン:食物繊維(天然)
・難消化性デキストリン:食物繊維(天然)

青汁を選ぶ際は、含まれている添加物もチェックしましょう。

青汁の摂取量の注意

青汁は、いくら身体にいいとはいっても摂取し過ぎると逆効果になってしまいます。 以下では、青汁を摂り過ぎによる危険性について紹介します。

・下痢になりやすい 食物繊維が豊富な青汁は、便秘解消にも効果があります。しかし、一度にたくさん飲んだからといってすぐに効果が出るわけではありません。 青汁を摂取し過ぎると、冷たい水で身体を冷やしてしまいますし、食物繊維が効きすぎて下痢になりやすいです。

・ビタミン過剰性 青汁の原料であるケール・大麦若葉・明日葉などには、たくさんビタミンが含まれています。 ビタミンには「水溶性ビタミン」と「油性ビタミン」あります。水溶ビタミンは、尿と一緒に体外へと排出されるので多く摂り過ぎても大丈夫なのですが、油性ビタミンは、すぐに排出されず肝臓などに貯蔵されてしまうため、摂取し過ぎるとビタミン過剰性を引き起こします。

ほかにも、ほうれん草やブロッコリーなどに多く含まるシュウ酸は、体内で蓄積すると尿路結石の原因になってしまいます。自家製の青汁を飲む際は、シュウ酸の多い野菜は控えめにしましょう。

最近では、青汁が食物アレルギーやアトピー性皮膚炎にも効果的だと注目されています。しかし、青汁に使われている桑葉などが食物アレルギーの原因であると、逆にアレルギーを引き起こしてしまうので、すぐに使用するのをやめましょう。

食物アレルギーを持っている方は、原材料のチェックを必ずしましょう。

また、肝臓が悪い方や糖尿病の治療を受けている方は、青汁の副作用で身体に影響していまう場合もあるので、青汁を飲み始める際は医師に相談することをオススメします。

赤ちゃんの離乳食に使う場合の注意

無添加でオーガニック原料の青汁なら安全性もあるので、少量でしたら離乳食に混ぜて赤ちゃんにあげることもできます。 離乳食の食べ始めは、おかゆなどに混ぜてあげ、少しずつ食べる物・量が変わってきたらおやつなどホットケーキに混ぜるといいです。

青汁は様々な使い方ができますし、野菜嫌いのお子さんにもオススメです。 しかし、使う時は注意点もあるので、パッケージなど必ず確認してから使用しましょう。

<使用する時の注意点>
・はちみつ入りのものは使わない
・ノンカフェインものを使う
・無添加・有機栽培の安全性の高い青汁がいい
・消化器系がまだ未発達なので分量に注意

青汁を飲むときの注意

青汁には、「作り置きできるもの」と「できないもの」があります。 加熱処理されていない製法の青汁は、作り置きができません。 生の青汁には酵素が含まれています。酵素とは、体内の消化やエネルギーなど私たちが生きていくために手助けしてくれる栄養素です。

酵素は、青汁を作ると時間が経つにつれてどんどん失われてしまうので、作り置きができません。 また、熱に弱く50~70度程度の温度で破壊されてしまうので、温め過ぎにも注意しましょう。

青汁は健康に良い飲み物ですが、たくさん飲んだからといってすぐに効果が現れるわけではありません。また摂り過ぎも身体に良くありません。安全面もしっかりチェックして、1日に必要な分だけ飲むことが大事です。 毎日飲み続けることに意味があり、健康に繋がります。

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